No.676

自分でも何言ってんだって思うんだけど、
『良い漫画ってなんだろう?』ということで、背景が上手いとか戦闘シーンが上手いとかキャラの表情が良いとかいろいろあると思うんだけど…

話は変わって、漫画読んでて"いいなぁー凄いなぁープロになりたいな"って思わせられた事があるのが学習マンガジャンルなんですよね
初期ポケスペで有名な真斗さんが描いた「ナイチンゲール」は全然、自宅に一冊持っといてってくらいすごい
福田三郎さんの「徳川家康」は特に好き
今上げた作品を読み終わった時に残る感情が"ナイチンゲール/徳川家康ってすごいンゴねぇ…"だけなんだよね。顔が可愛い、演出がすごい、カメラワークが上手い、背景が…とかがマジで残らなくて、作中で中心になってた人物の物語だけが心に残る。
ネームが上手いのにスルスル読めるってのに集約されるのかもしれない

岩明先生とか浦沢直樹作品とか、泣いたし圧倒されたし感動したし凄く好きな作品はたくさんあるのに、プロになりたいなーって気持ちになったのは学習マンガ(歴史もあるけど、他の科目のシリーズも本当に子供が読み進めたくなる工夫が施されてて良い、科学とか楽しいもん)読んだ時だけだったな 自分もやりたい!ってのと、自分には一生できないなぁって憧れが同時にあった

浪人生の頃かな…?映画やドラマを観ていて「同じ顔の人なんて1人も居ないのに20人すら描きわけができない」と気づいて絶望したんだけど、そのあともっと絶望したのが20人描き分けられたところで20人分のパーソナリティを描き分ける事ができないこと、そしてさらにその20人は悪人にも善人にも分ける事ができず、20人分の人生に正しさと悪さがあったって事実によろめいてしまった

だからわたしの思う良い漫画って「1人の人間の人生を描く事」みたいなので、自分の好きな(手元に購入して残してる)漫画の"主人公"って「"自分が判断できなかった・できそうになかった善悪について、行動や感情で代わりにちゃんとひとつの答えを出してくれた存在"として記憶に残したい人」なのかもしれないと思いました
共通点がないように感じてた好きな主人公キャラ、性格よりも人生の通過点で出した答えがめちゃくちゃ納得できたってイメージだた

考えたこと