No.789

途中まで読んで忘れてた『狐物語』を読み終えた

福音館書店2015年出版のレオポルド・ショヴォー編なのでもっと昔のやつとかより断然読みやすい分なのですが…
ストーリー的には「ずる賢いキツネのルナールが、数々の人や動物を騙していく物語」や
あとがき読むまで、この物語が時代を経て様々な写字生の手によって編まれてきた一つの大きな動物叙事詩だと知って驚き桃の木山椒の木
羊皮紙とか使われてた時代に、身分の低い修道士さん達も皮肉をこめたり言葉を書き換えたりなんだり、
おまけに「ルナールを主人公とすればウケる」とわかったおかげで下心丸出しのお粗末な枝編(しへん、原作を木としてとらえて、後から付け足された物を枝編言うんやて)まで膨大に生まれたもんで
およそ正統な狐物語として数えるにはまっとうな形を成してないものはこういう個人の編から全然弾かれたり漏れたりするんやね、そらそうだわ
狐物語のルナールのがちくそ残酷さがまだまだ見てぇぞ!オラもっと血が見てえぞ!!て人は何十年前も別の出版社から出とるやつあるし絵本もあるし映画もあるから見たらええわ〜※2011年にもアニメ映画できてる??

個人的にルナールはキャラクターとして好きだけど罪の数がえげつなすぎて笑ってしまった、このヴィラン徹しぶりはある種清々しさあるンゴね(みんながこぞってルナールの口や身体を借りて物語の中で時代時代を皮肉る文句言わしたのも、頷けます)
あとがきから辿って、1920年代にロシアの作家が作った史上初の人形アニメーションの映画の主題が「狐物語」だったってのに驚いて検索したらYouTubeにあった!
おまけに物を知らなすぎたおかげで、この時代にすでに映画の作り方ってここまで完成されてたんかってカメラワークと演出にさらに驚いちまったよ…
いちおリンク貼る〜〜〜

不覚にも涙出るほど笑ったシーンがあって、ガハハ😂ってなりながら
『すげ〜な〜100年前の映画でこんなに面白いんかよ』って謎に感動した
狐物語のあとがきで山村浩二さん(『年をとったワニ(2005)』の短編アニメ映画で色んな賞とった作家、もともとこのアニメから狐物語読みたくなった)が触れてた"ショヴォーの絵は生き物にたいする捉え方は映画的"とかなんとか
そのロシア人作家さんもだしショヴォーもだし、ルナールという生き物が生きて動く様を頭の中で描いて形にしたものが、こうやって戦争って時代の線も飛び越えてここまで届いてるの、文化や文学あまりにも強すぎワロタって思いまちた
イザングランの名前を借りてしまったのはマジでごめんだわ…(ボッコボコにされるんだよなほんと)

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